一般用医薬品では以下のような場合に主に使用されます。
- 医療機関を受けるほどではない、
- 初期の体調不良や疾病症状(初期段階)の改善や生活
- 慣病などに伴う諸症状の予防
- 健康の維持、増進、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を目的としている。
医薬品とその作用
医薬品は作用する場所によって16に分類されます。
「セルフメディケーション」が主体である。
- 症状が重篤
- 服用者(使用者)が妊婦や乳児
- 一定期間使用しても改善が見られない場合
一般用医薬品では以下のような場合に主に使用されます。
医薬品は作用する場所によって16に分類されます。
「セルフメディケーション」が主体である。
主作用と副作用
用語 |
意味 |
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医薬品 | 医療用医薬品と一般医薬品の2種類 |
医薬用医薬品 | 医師や歯科医師の診断による処方箋が必要となる薬 |
一般医薬品 | 医師の診断無しに自己責任で購入、使用出来る薬 |
薬理作用 | 薬物が生体の生理作用に及ぼす影響 |
主作用 | その薬によって期待される有益な作用 |
副作用 | 薬によって作用される不利益な作用 |
相互作用 | 他の医薬品や特定食品と一緒に摂取することで医薬品の作用が増強、または減弱する作用 |
相加作用 | 作用が足し算式で強く現れること |
相乗作用 | 作用が掛け算式に強く現れること |
相加・相乗作用 | 相加・相乗どちらかの判断が難しい時によくつかわれる |
拮抗作用 | 併用薬物により作用が抑制されること |
pH(ペーハー) |
酸性とアルカリ性を測る尺度 別名:ペーエイチ 0~14までの値がある。 中性が7 それ未満が酸性、7以上がアルカリ性 |
pH上昇 |
アルカリ側に移動したことを意味する 医薬品としては、胃酸を中和したり、分泌を抑制するような薬 |
セルフメディケーション | 身体の軽度の不調に対して、自己責任で手当てすること |
扁桃 | 俗に扁桃腺と呼ばれるもの。 扁桃腺炎で扁桃が赤く張れる原因は細菌やウィルス |
無機塩類 |
電解質で電荷をもったイオンとして解離する物質。 ナトリウム、カルシウム、カリウム等が代表的 |
クレアチニン | クレアチン(エネルギー源の一つ)の代謝により発生する老廃物 |
前立腺 |
男性のみにある器官で、膀胱の下部にある。 精液を作る働きがある。 |
前立腺肥大 | 食生活が欧米化してきていることや、加齢の影響で、前立腺が肥大し、排尿困難(残尿感、頻尿等)症状がおこる。 |
可視光線 | 電磁波の中でも、人の目で知覚出来る波長域にあるもの |
造血幹細胞 |
造血が行われる骨髄。 胸骨、肋骨、脊椎、骨盤、大腿骨等に造血機能がある |
腸溶性製剤 |
腸で溶けだすような工夫が施されている医薬品。 酸性の強い胃の中で溶けず、弱アルカリ性の腸内で溶けるように、アルカリ性で溶け出るようになっている。 |
プロドラック |
肝臓を通過するときに、酵素の働きで代謝を受ける初回通過の際、 本来の薬効を発揮できるように工夫されている薬 |
黄疸 | ビリルビン(胆汁色素)が排出されず、血液中に滞留することで、皮膚や白眼が黄色くなる現象 |
全身性 エリテマトーデス |
膠原病の一種。 発熱、倦怠感、頬の赤い発疹、手指の腫れや関節炎などの症状が現れる。 |
混合性結合組織病 |
膠原病重複症候群の1つ。 寒冷刺激や精神的緊張によって、手指の蒼白化や、多発関節炎等の症状が現れる |
イレウス | 腸内容物が通過するのを妨げられている状態 |
抗コリン作用 | 副交感神経の働きを抑制して、代わりに交感神経が優位となる作用。 眼圧を上昇させ、目の痛みや充血を起こし、急激な視力低下を起こすこともある |
急性緑内障 | 眼内で作られる房水が上手く排出されず、眼球内に房水が溜まることで眼圧が上昇する病気。 最悪の場合、視神経が押しつぶされ、失明することもある。 |
ライ症候群 |
小児の場合、主にウィルス性の疾患(インフルエンザや、水疱瘡等)に掛っている時に、起こす嘔吐や意識障害、痙攣等の急性脳症と思われる症状。 発生はまれだが、死亡率、重い後遺症を残す可能性が高い |
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潰瘍性大腸炎 |
原因は免疫抗体の異常。 大腸に潰瘍やびらんを生じる。 |
クローン氏病 | 不連続的に口腔から肛門までの消化管全域で炎症や潰瘍を生じる疾患で、クローン病ともいう。 |
睡眠改善薬 | 医療機関で処方される睡眠薬と区別するため、一般用医薬品では、睡眠改善薬、または睡眠補助薬と呼ばれる。 |
睡眠時無呼吸症候群 |
睡眠中に、一時的に呼吸停止や低呼吸を生じる病気。 夜間に眠れないため、日中眠気が生じやすい状態になる。 |
ナルコレプシー | 十分に睡眠を取っているにもかかわらず、突然強い眠気の発作が起きる病気 |
バセドウ病 | 甲状腺ホルモン分泌の異常な亢進で、眼球突出や、頻脈といった症状が現れる病気 |
橋本病 | 甲状腺ホルモン分泌の低下で倦怠感やむくみ、筋力低下といった症状が現れる病気 |
アルミニウム脳症 | 体内の過剰なアルミニウムの存在で、脳にアルミニウムが蓄積することにより発生する脳症。 アルミニウムが脳の組織に付着することによる脳神経の伝達問題により言語障害を引き起こす。 |
アルミニウム骨症 | アルミニウムが骨組織に蓄積することで、骨が軟化し、広範囲で関節痛や骨折などが生じる |
無機塩類/th> | アルミニウム・マグネシウム・カルシウムなどをさす。 |
ビタミン欠乏症貧血 | 主にビタミンB12の不足が原因で生じる巨赤芽球性貧血は悪性貧血と呼ばれ、貧血や舌炎、味覚などの神経障害がおこる。 |
鉄欠乏症貧血 | ヘモグロビン(赤血球に含まれる色素)の生合成に必要な鉄分の不足で生じる貧血 |
肥満細胞 |
別名:マスト細胞 身体中の血管周囲で特に皮膚や皮下組織、肺や肝臓、消化管にあり、免疫機構の一端を担っている。 |
プラセボ効果 |
別名:偽薬効果、暗示効果 効くと思って服用すると、たとえそれが偽物でも、暗示によって痛みが和らいだり眠れるようになる現象 |